2025年夏ドラマの中でも圧倒的な注目を集めた『大追跡〜警視庁SSBC強行犯係〜』。デジタルとアナログ、正義と権力、そして過去と現在が交錯する重厚な刑事ドラマとして、多くの視聴者を魅了しました。
最終回「逃げ切れると思うなよ」では、22年前の未解決事件の真実と、チームSSBCの運命が交錯。怒涛の展開と共に、真犯人の正体がついに明らかになります。
この記事では、最終回のストーリーを完全ネタバレで振り返りながら、坂崎兄弟に隠された衝撃の真実、22年前の事件の全貌、そして胸を打つラストシーンまでを徹底解説します。視聴後の余韻をもう一度味わいたい方、真相を整理したい方はぜひ最後までご覧ください。
- 『大追跡〜警視庁SSBC強行犯係〜』最終回の詳しいあらすじと展開
- 真犯人・坂崎兄弟の正体と22年前の事件との関係
- チームSSBCの絆と衝撃のラストに込められたメッセージ
最終回「逃げ切れると思うなよ」のあらすじ
ついに『大追跡〜警視庁SSBC強行犯係〜』が最終回を迎えました。タイトルは、伊垣修二(大森南朋)の決めゼリフでもある「逃げ切れると思うなよ」。まさに最後にふさわしい緊迫の回となりました。
最終回では、前話で拉致された青柳遥(松下奈緒)の救出劇から物語が始まります。五反田で発見された“アロハシャツの男”を追っていた青柳が行方不明になり、伊垣と名波凛太郎(相葉雅紀)が防犯カメラの映像を頼りに必死の捜査を展開します。
室温60℃にも達するトラックに閉じ込められた青柳を救い出すシーンは、SSBCチームの連携と人間ドラマの集大成。デジタル捜査とアナログ捜査の融合というこの作品のテーマが、見事に結実した瞬間でした。
事件の背後には、22年前の未解決事件と関係する坂崎兄弟の存在が浮上します。天才ハッカーの弟・蘭(渡邊圭祐)と、行動派の兄・龍(板橋駿谷)の関係が、全ての事件を結びつける鍵でした。
さらに、久世官房長官(佐藤浩市)がSSBCを創設した理由も明らかになります。彼の目的は“正義”だけでなく、22年前の警察の失態を隠すためでもあったという事実が、名波の心を大きく揺さぶります。
一方で、小料理屋「まえだ」の女将・しず(白川和子)が、久世の本心を語る場面では、人間の弱さと信念の狭間にある複雑な情感が描かれました。最終回は単なる事件の解決ではなく、権力と正義の境界線を問いかける深い余韻を残しています。
物語の終盤では、SSBCチームが事件を解決し、青柳も無事救出。八重樫課長(遠藤憲一)の「はうっ!」や名波の“マウント”など、シリーズを象徴する要素も健在でした。感動と笑いの両立が最後まで貫かれた見事なフィナーレでした。
視聴者の間では「シリーズ化してほしい!」との声が殺到。SSBCのチームが再び集結する日を期待させるラストとなりました。
真犯人は誰?坂崎兄弟に隠された真実
最終回でついに明かされた真犯人の正体。それは、物語の影で暗躍していた坂崎兄弟でした。兄の坂崎龍(板橋駿谷)は、かつて警察内部の不正に巻き込まれた過去を持ち、復讐のために行動していた人物。そして、弟の坂崎蘭(渡邊圭祐)は14歳の時に警察のシステムをハッキングした天才ハッカーでした。
この兄弟の関係は、単なる犯罪者と協力者というものではありません。兄の龍は、弟の蘭の才能を利用して22年前の事件の情報を操作し、警察の盲点を突いて自らの目的を果たそうとしていたのです。彼の狙いは、表向きは金銭目的に見せかけながらも、実際には久世官房長官と警察上層部の隠蔽工作を暴くことにありました。
一方で、弟の蘭は兄の復讐心に共感しながらも、次第に罪の重さに苦悩していきます。最終回では、彼が伊垣と名波に向かって「兄貴を止めてくれ」と言い残す場面が印象的でした。そこには、血のつながりと正義の間で揺れる人間の葛藤が凝縮されていました。
坂崎兄弟の行動は、結果的に多くの命を危険にさらしましたが、その裏には過去の警察の過ちを正そうとする歪んだ正義がありました。特に龍の「俺たちは闇を暴こうとしただけだ」という台詞は、単なる悪役ではなく、現代社会の矛盾を突く存在として視聴者の記憶に残ります。
SSBCチームが兄弟を追い詰める過程で、ハッキングされた警察データの痕跡が決定的な証拠となります。最終的に蘭は自首し、龍は激しい抵抗の末に逮捕。真犯人が兄弟であることが完全に証明される瞬間、22年前から続いた長い因縁の鎖が断ち切られるのでした。
坂崎兄弟の存在は、このドラマのテーマである「正義と罪」「デジタルとアナログ」「過去と現在」の交錯を象徴しています。彼らの悲劇的な結末は、単なる悪の制裁ではなく、警察という組織そのものの“影”を映し出す鏡として描かれていました。
22年前の未解決事件の真相
『大追跡〜警視庁SSBC強行犯係〜』の核心にあったのが、22年前に起きた拳銃強奪事件とホームレス射殺事件。これらの事件は当初、無関係に見えていましたが、最終回でその全てがつながり、驚愕の真実が明らかになります。
22年前、元警察官の加茂雄作(螢雪次朗)が拳銃を強奪されるという事件が発生しました。しかし、その拳銃は処分されたと報告されていたにも関わらず、最終回で再び現場に使用されていたのです。これは偶然ではなく、当時の捜査に関わった人物が証拠の一部を意図的に隠蔽していたことを示していました。
さらに、この事件と同時期に発生したホームレス射殺事件の被害者は、実はホームレスではなく久世官房長官の部下であった undercover 捜査官だったという衝撃の事実が判明します。つまり、22年前の“未解決事件”とは、警察内部の誤射とその隠蔽によって封印された悲劇だったのです。
久世は、自身が指揮していたその作戦の失敗を隠すため、事件の記録を抹消し、関係者を異動・退官させました。しかし、その罪の意識に苛まれ続けた久世は後にSSBC(捜査支援分析センター)を創設し、デジタル捜査によって「過去を清算する」試みを始めたのです。
坂崎兄弟がこの隠蔽に気づいたのは、弟・蘭が少年時代に警察のネットワークをハッキングした時でした。彼らはその記録データをコピーしており、それを22年後の事件の引き金として利用したことが、全ての発端でした。
最終回で名波が久世に「あなたの正義は誰のためのものだったんですか」と問う場面は、ドラマ全体のテーマを象徴しています。正義とは過去を守ることか、それとも過去と向き合うことか。22年前の真実は、単なる事件の解決を超えて、視聴者に深い問いを投げかけました。
結果的に、SSBCの捜査によって全ての記録が明るみに出され、事件はようやく真の意味で解決を迎えます。22年間封印されていた“闇”が、ついに光に照らされた瞬間でした。
チームSSBCの活躍と捜査の核心
最終回で特に印象的だったのは、チームSSBCが一丸となって真犯人を追い詰める姿でした。これまで何度も衝突しながらも互いを理解し合ってきた彼らの絆が、最後の捜査で最高の形で結実します。
青柳(松下奈緒)が拉致された直後、伊垣(大森南朋)は冷静な判断力と情熱を武器に現場を指揮。一方、名波(相葉雅紀)はSSBCの強みである防犯カメラ解析やデータリンクを駆使し、映像の“死角”に隠された手がかりを探り出します。その緻密な分析が、青柳の居場所を突き止める決定的な糸口となりました。
さらに、SSBCのメンバーたちもそれぞれの持ち場で奮闘します。分析担当の真柴や通信オペレーターの山本が連携し、わずかなデータのノイズからトラックのルートを特定。彼らの地道な作業が、まさに“デジタルの眼”による現代捜査の真髄を象徴していました。
一方で、現場では伊垣が「データだけじゃ救えねぇ命がある」と言い放ち、足で情報を稼ぐアナログ捜査の重要性を示します。このデジタルとアナログの融合こそ、久世官房長官がSSBCに託した本当の理想であり、最終回の核心そのものでした。
青柳救出の瞬間、名波が伊垣に「これが俺たちの追跡力(SSBC)ですよ」と告げるシーンは、シリーズを象徴する名場面です。冷徹なデータと人間の情熱が交わる瞬間にこそ、本当の正義がある――その信念がチーム全員を貫いていました。
最後には、八重樫課長(遠藤憲一)も現場に駆けつけ、特有の「はうっ!」とともに状況を収束。SSBCと捜査一課が協力し、完全なチームワークで事件を終結させます。その姿はまさに、新時代の刑事ドラマ像を体現していました。
名波がラストで語る「俺たちはデータじゃなく、人を追ってるんです」という言葉が、全てを物語っています。SSBCの存在意義は単なる捜査支援ではなく、人の心を追跡する警察の新たな形を示したのです。
衝撃のラストと余韻|真相の先に見えたもの
物語のクライマックスは、すべての真相が明らかになった後に訪れます。坂崎兄弟の逮捕で事件は幕を閉じたものの、そこに残ったのは単なる勝利ではなく、正義とは何かという重い問いでした。
久世官房長官(佐藤浩市)は、自らの罪と向き合いながら辞任を決意。彼が「正義を貫こうとした結果、最も大切なものを失った」と語る場面は、視聴者の胸に深く響きました。その言葉に名波(相葉雅紀)は静かに頷き、次の世代として“真の正義”を継承する決意を固めます。
一方で、青柳(松下奈緒)は一命を取り留め、SSBCに復帰。伊垣(大森南朋)は「お前がいなきゃチームは締まらねぇ」と不器用に労い、そこには家族のような温かさがありました。人と人との信頼こそが、どんなテクノロジーにも勝るというメッセージが込められています。
ラストシーンは、SSBCのオフィス。メンバーがそれぞれの持ち場に戻り、いつもの日常が再び動き出します。名波がパソコンを閉じながら「逃げ切れると思うなよ」と微笑むシーンで、ドラマは静かに幕を下ろしました。その一言に、彼の中で受け継がれた“伊垣の魂”が感じられました。
エンディング後には、久世の机の上に未処理のファイルが一枚残されている描写も。そこには「SSBC-02」と書かれた新たな事件ファイル。続編を示唆する演出に、視聴者の期待は一気に高まりました。
『大追跡〜警視庁SSBC強行犯係〜』は、単なる刑事ドラマではなく、デジタル時代における「真実」と「信頼」を問う群像劇でした。事件が終わっても、彼らの追跡は終わらない――その余韻が、静かに心に残ります。
最後に伊垣のセリフを借りるなら、「逃げ切れると思うなよ」とは、犯人だけでなく、過去や自分の弱さに向けた言葉だったのかもしれません。真相の先にあったのは、“人間の希望”そのものでした。
- 最終回では青柳の救出と22年前の事件の真相が明かされる
- 真犯人は坂崎兄弟で、兄・龍が主犯、弟・蘭がハッカーとして関与
- 久世官房長官の過去の隠蔽が物語の根底に存在
- デジタルとアナログ捜査の融合がSSBCの核心として描かれる
- チームの絆と信頼が勝利を導く感動的な結末
- ラストは続編を示唆する演出で幕を閉じる
- 「逃げ切れると思うなよ」という言葉が全ての象徴となる


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